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夢ことば

 

この学歴社会に体を鍛えて、僕は何をしているんだろう。
この身体の隆起が、自分を優位にしたことがあったであろうか?
 
青いモヤシどもが黒板に向かい、さらに貧弱な大人の話を聞いている。
僕もそいつの話を聞いている。なぜ、僕のほうが下なのか?
僕なら彼ら全員をねじ伏せることができる。でも、行動できない。
相応の理由がなければ、ノートに書くことしかできない。
こうして洗脳されていくのだろう。
もしも今、強盗に襲われたとしよう。
僕は全力を出せるのだろうか?いや、出せまい。
殴ってはいけないとブレーカーが上がる。
人を傷つけることしか考えていない人を相手に、
人を傷つけずにどう対処する?
おそらく、僕は立ち向かうだろう。一番強いから。
背中にモヤシの声援を受けて、たった一人。
そして、全力を出せないまま意識が遠のくだろう。
 
例え、都合良く扱われるとしても、僕は鍛える。
こんな人間は、僕しかいないだろうから


やっと出会うことのできたあなた
 
あなたを見つけた安心感からか
 
全身を包んでいた棘は1本残らず抜け落ちた
 
しかしこれは喜ばしいことだった
 
なぜなら
 
あなたを抱きしめることができるから・・・


人に愛を求めるようになった僕には
 
この棘はちょっとうっとおしい
 
いっそのこと抜いてしまいたいが
 
愛を失ったときに生身を傷つけられるのがこわい
 
でも、
 
きっと抜いてしまうだろう


僕は棘魚
 
傷つくのがこわくて
 
背中の棘を逆立てて、
目当てのあの子を追いかけた
 
そんな時
 
同じ立場のきみ
 
胸に滑り込んだ
 
もう棘はいらないな


長旅から帰った僕は 目と棘を得た
故郷は冷めていた
 
「こんな国に存在する価値があるのか?
いっそのこと潰してしまおうか?」
 
君たちのことを思い出した
まだ捨てたものではない
 
1・2・3・・・と変えていこう
たった一つの故郷だから
僕は氷原にたたずみ
ただ
瞬きを繰り返していた



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